5月号表紙
MAY 2007

低照度時のスローシャッターは、肉眼では見ることのできない色彩美をとらえられるのが魅力だ。モノトーンに見える被写体が時にはピンク色、月明かりやライトアップなどでは緑や赤にも変化する。 この色彩美とスロー効果による幻想的、また非現実の世界を撮るのに必要なのはカメラと三脚、そしてレリーズくらいである。撮影はデジタルが容易だが、イメージを膨らませながら撮影するフイルムこそ、その醍醐味を味わえよう。

今月はスローシャッターの醍醐味と撮影テクニックを特集する。


シャッター速度が表現を変える
スローシャッターでひと味違う描写効果
「夜明けの街」
朝の撮影は日の出30分前から始まる。風景はまだ眠っているようにしか見えない。肉眼とは違う発色とスロー効果の躍動感をイメージしてシャッターを切ると、揺れ動く海の波のような仕上がりとなった。 (深澤 武)
写真家が語るスローシャッターの醍醐味
江口慎一/生田理和/深澤 武/川北茂貴/しみずいさを
PART1 スローシャッターの定義
PART2 撮影モードの使い方
PART3 スローシャッターと絞りの関係
PART4 雰囲気描写にスローシャッターを活用
PART5 スローシャッターでリズム感や動感を表現

思いっきりクローズアップ
マクロレンズで花を幻想的に撮る
いよいよ春本番。春の明るい日差しの中で咲き始めると、花は被写体として、いつもよりもいっそう魅力的に感じられる。常日頃から花を撮っている方でなくとも、カメラを向けたくなることも多いだろう。そこで、デジタル一眼レフ+マクロレンズで花をより幻想的に撮る技法を解説していこう。
Contents
第1章 花をいっそう幻想的に描写する 第2章 マクロレンズ撮影の実際 第3章 マクロレンズの種類と選び方
@ 小さな花を大きく捉えてみよう @ ピントの合わせ方 @ 標準マクロレンズ
A 花の形の面白さを捉えてみよう A 絞り値の選び方と効果 A 中望遠マクロレンズ
B ボケ効果を活かしてみよう B 望遠マクロレンズ

北九州・門司
ふる里の現風景
門司は、明治から大正にかけて海外貿易の要衝であり、国際港湾都市として栄え、岸壁沿いには赤レンガの 倉庫群が建ち並んでいた。 港町には、三井、三菱、住友といった大資本の商社や海運会社が挙って瀟洒な社屋を建てた。そして現在、 港一帯には往時の建造物が観光活性化事業「門司港レトロ」として蘇っていて、異国文化の薫りと時代浪漫 が漂う街並みに観光客が集う。

新製品レポート シグマSD14
シグマから同社のデジタル一眼レフとしては3機種目となる「SD14」が発売された。 初代のSD9から採用している米フォビオン社が開発した画期的な三層式イメージセンサーである「X3ダイレクトイメージセンサー」を搭載し、画素数がアップしたことに加えカメラとしての基本機能も向上させ、より完成度を高めている。

フジクロームベルビア 復活

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