これから始めるアウトドア♪

カヤック入門編!
幼少期に少し挑戦した記憶があるようなカヤック。それ以来ということもあり、やや緊張気味ながらまずはモンベル横浜しんやました店でカヤックの基本を教わり、実際に海にも出てきました。
まずはわからないことだらけの入門編です!
今回お話しを伺ったのはモンベル 横浜しんやました店の店長さん仁多見 歩さんです。
カヤックの基礎知識
●カヤックってどんなスポーツ?
まず、「カヌー」というのがパドルを使用して海や湖などを漕ぐ小艇の総称です。
その中で、使用するパドルのブレード(先端の水をかく部分)によって分けられていて、ブレードが片方についているものをカヌー、両端についているものをカヤックといいます。艇ではなく、パドルによって区別されています。
●資格はいらない?
いわゆる法律で規制されている規制対象の船舶ではありませんので、特に資格は必要としません。ただ、これで遊ぶためには船舶が利用できる施設、港やマリーナなどが使えないため砂浜などから出入りすることになります。
●カヤックはどこで漕いでもいい?
基本的にどこでも乗ることができますが、はじめは恐怖心や危険もあるので、明らかに安全を確保できるような場所で行いましょう。陸から近い範囲、風の少ない日・時間を選ぶといいでしょう。
●講習は受けたほうがいい?
必ず受けなければならないわけではありませんが、漕ぎ方が難しいので講習は受けた方が安心です。実際当店でも講習会を行っているので、これからはじめる方は一度体験してみてください。
【モンベル 横浜しんやました店ではカヌー・カヤックのイベントを随時開催中!】
カヤックで必要な装備
艇本体
艇本体の種類はたくさんあるので、フィールドや用途によって自分に適したものを選択することが大切です。
選ぶ基準としては
【値段がお手頃】
それぞれのお財布事情もありますので、予算内で納得のいくものを買いましょう。できればお店で販売員と相談しながら決めると、後悔せずに決められると思います。
【折りたたみ式か】
大きいものなので置き場所に困る方、車で運びたい方などは折りたたみにするほうが賢明です。
宅急便で宿泊先に送っておく、なんてこともできるので扱いやすさは抜群。
【何人乗りか、荷物は多いか】
最大で2人乗りになりますが、何人で乗るのか、また荷物をたくさん載せるのか、などによって大きさなども変わってきます。
【シットインかシットオンか】
穴が空いているコックピットに入るシットインと、ぺたんと艇本体の上に座って漕ぐシットオンタイプがあります。身動きの取りやすさ、荷物の積載量、濡れにくいなど、それぞれメリット・デメリットがあるので、求める性能によって決定しましょう。
パドル
カヤックの道具の中では一番価格帯がピンキリで、大体5,000円~50,000円くらいの幅があります。カーボンファイバーでできているモデルから、アルミのパイプとナイロンのブレードでできているモデルまで、使われている素材によって大きくわかれています。
安いモデルのほうがパドル自体がすこし重く、水をかく部分(ブレード)の推進力や水切れがやや劣るなどの差が出てきます。
艇の幅や漕ぐ速さなどによって長いほうが良かったり短かいほうが良かったりするので、これもお店で販売員に相談してから買うのが確実ですね。
救命胴衣
まず必須なのは救命胴衣です。これは万が一海などに転落した際に、水面に頭1個分が出る浮力を確保するため。釣りや船用とは違い、腕を回して漕ぐので、アームホールが広くなっているのが特長です。
最初に選ぶなら着脱がしやすい、前がファスナーで開くタイプがおすすめです。
ポケットがあるとスマホやお菓子などを入れられて便利でいいですね。
値段もいろいろありますが、主に生地の違いやポケットの数などで変わってきます。
ウェア
基本的には濡れてもすぐに乾く素材を身につけましょう。強いていえば濡れてもすぐに乾く素材、その上にトレッキング用のカッパ上下などがあると便利です。もちろんどこで遊ぶかによってウェアはさまざまですが、今回のカヤックは波の影響が少ない湾内のため、どちらかといえば水に濡れる心配よりも、日焼け対策として長袖を着用することを推奨しています。
シューズ
一般的にはパドリングシューズを履きます。特長は裏が水で濡れた岩の上とかでも滑りにくい素材でできています。カヤックには足を踏むための部分があり、フットブレースというところに足を引っかけるため曲がりやすいものが漕ぎやすいです。また、一番濡れてしまうのが足下なので、保温性もあるといいですね。
まとめ
カヤックなどのパドルスポーツはなかなか挑戦する機会がないので、今回体験できてよかったです。 そもそもカヌーとカヤックの違いも初めて知ったし……。実践編はまた次回の記事にて紹介しますが、実際漕いでみると恐怖心よりも面白さが上回ります。 海の上から見る陸の景色も新鮮だし、みなさんもまずは講習からチャレンジしてみてください!