2月1日 写真の夜カツ! 『第4夜 長時間露光で楽しむ東京スカイツリー』ということで、東京スカイツリーに集合、周辺を皆さんとともに散策しながら東京スカイツリーを絡めた、夜の撮影会を開催しました。 この日は快晴、とても寒い夜でした。空が澄み、光瞬く綺麗なスカイツリーにわくわく。川北先生からのレクチャー後、皆さんがどんな作品を撮られたのかがとても楽しみになる撮影会でした。長時間露光の世界は目では実際に見られない世界。先生が選んでくださった参加者さんの作品は、どれも素敵でした!!!
竹田未来 青が強調された色調で、クールな夜景が表現できました。絞りを絞り込むことで、街灯の明かりから伸びた光芒がはっきりと描写されましたね。
脇山佳二 この写真のカギはやはり光跡ですね。これが入ることで長時間露光特有の時間を、一枚の写真の中に表現することができます。この写真では構図の奥行き感を強調するのにも役立っていますね。
柳沢康治 左側の屋根の庇とスカイツリーで構成された三角形の構図が面白いですね。スカイツリーの色から後日の撮影だと思われますが、再度出かけられた行動力はすごいなと思いました。
小林昭二 ここでは構図を縦位置で収めたいところを、横位置でうまくまとめましたね。展望デッキの様子もうまく描写されています。超広角レンズ特有の左右が大きく傾いた描写で、ちょっと変わった光景の感じが強調されました。
増田 稔 この場所は道路の照明が明るいので光跡が目立ちにくいのですが、道路の明るさを適度に暗くして上手に撮られていますね。きれいな光跡によって構図の奥行き感が強調されました。
宮崎啓二 味わいのある建物の壁面をうまく構図の中に配しましたね。全体を入れてしまいがちなスカイツリーも、脇役としてちょっとしか登場しないなど、被写体を構図の中に構成する確かな目を感じました。
奥内民和子 この踏切は明るい照明で照らされているので、ライトの光跡よりも電車の車体が流れていく不思議な夜景写真になりました。長時間露光の写真は撮影結果が肉眼ではわからず、写真になって初めてわかるので、こういった写り方も面白いですね。
押田基子 雰囲気のある路地の向こうにスカイツリーを配し、奥行き感が強調されました。街灯の明かりも構図の中の良いアクセントになっていますね。異次元感あふれる路地をうまく表現できました。
市川奈月 この写真は、イベント終了後に行かれた浅草寺でしょうか?火消しの水桶や朱色の建物が効いていますね。ここではスカイツリーは脇役ですが、小さく配置することで構図の良いアクセントになっています。
増田由美子 ここで実像と水鏡の両方のスカイツリーを先端まで入れるには超広角レンズでなければ無理なのですが、魚眼レンズでうまくとらえましたね。手前の欄干が大きく湾曲して、魚眼レンズ特有の湾曲感が面白いです。ちょっとだけ顔を出した自分の影がキーポイントですね。