【富士フイルム】X-T30 XF18-55mmF2.8-4 R LM OISレンズキット 達下才子さん

 私は、高校で部員数38名の写真部の顧問をしています。生徒全員がカメラを所有しているわけではないので、部員達にX-T30を貸し出して作品づくりをしてもらいました。 
多重露出が素晴らしいです。操作性に優れたダイヤルオペレーションで、簡単に設定できます。1枚目の画像が撮影画面に表示されるため、その画像を見ながら2枚目の画像を納得いくように調整することが出来ました。

 地方紙「岩手日報高校生フォトコンテスト(岩手県高文連後援)」が、年4回行われていますが、そのコンテストで、X-T30で撮影した多重露出の写真が入選いたしました。
 フィルムシュミレーションのモノクロ写真も簡単操作で撮影できました。このモノクロ作品も6月の高文連のモノクロ写真コンテストで入選いたしました。 
 9月26日には、令和2年度第43回岩手県高等学校総合文化祭写真部門・第39回岩手県高校写真展が行われました。この大会にも工夫した多重露出の写真等を多数出品いたしました。(1枚目の画像を露出アンダーにし、2枚目の画像を露出プラスで撮影することで非現実的な写真に仕上げました。)
 私が使用して感じたことは、軽量で、コンパクト。見た目のデザイン性に優れていることです。カメラを持つことの満足感と喜びを味わうことができます。
 さらに、室内でもノンフラッシュできれいに撮影できることです。私の実家は、築200年近くになる古い家です。部屋の壁は黒い土壁、天井は煤で真っ黒です。その部屋に盆棚を飾り、お盆を迎えます。その暗い部屋での撮影では、シャッタースピード26分の1でも手ぶれせず、明るく撮影できました。AFが速く、動き回る小さな子供のピント合わせに苦労しませんでした。




 この度は、このような貴重な体験をさせていただき、生徒ともども作品作りに大いに活用することができました。この場をお借りして心から御礼申し上げます。

 




達下才子さん
 岩手県立黒沢尻北高等学校写真部顧問歴13年。在任期間中、2度生徒が全国高総文祭出場。私は、2019年岩手日報キャビネコンテスト年間賞第一位。第18回命を見つめるフォトコンテスト読売新聞社賞、2018年日本農業新聞レディフォーカス最優秀賞受賞。