12月15日(日)写真の夜カツ! 『第3夜 発想力をつけてひと味違った夜景写真』ということで、横浜みなとみらいの夜景で写真の夜カツ! 露光間ズーム、回転、長時間露光などをカメラならではのテクニックを使い、さらにドラマやイメージを設えていてすごいなーっと思いました。

当日撮影した作品を3枚提出してもらい、先生に1枚選んで講評をしていただきました。

タカキアキヨさん『瞬間移動』        露光間ズームでとらえた1枚。人物のシルエットを入れたことで、シャドウ部にも光跡が重なり、動きを感じさせるような効果になっています。幻想的な見え方になっていて、作品とタイトルがぴったりです。画面上側のアンバーの光がブルーの光を際立たせていますね。

井上由紀子さん『光の交差点』
露光中に三脚の雲台を回転させ、光跡が多重露出のようにとらえられています。画面全体に光があり、ドラマチックな夜の遊園地を上手に表現されています。夜の撮影は光の多いほうが、インパクトがありますね。とてもドラマチックな作品になりました。

奥内民和子さん『ふたりの未来』
画面センターにカップルのシルエットを配置し、露光間ズームで撮られています。放射状に広がる光がカップルを包み込んでいるようで、ストーリー性が感じられる作品になりました。2人の手元の光が良いアクセントになっていて、明るい未来をイメージさせますね。

押田素子さん『Sunday Night』
手前に写っているのは金属の反射でしょうか。ステキなアイデアですね。ここは独特な形状ですが、この場所ならではの撮り方ができています。縦位置構図にしたことで余計なものが写り込まなくなり、視線が自然に奥へ向かうようになっています。

河東三代子さん『夢の軌跡』
スローシャッターでとらえた遊園地のアトラクションですが、画面いっぱいに光を構図し、躍動感が伝わる表現になっています。背景に写っている観覧車も点灯しているタイミングでとらえたのも良いですね。幾重にも重なる光跡が実に美しいです。

丸山茂明さん『さあ、行きましょう』
光の階段を歩く人物のシルエットが、とても幻想的です。シルエットを少しブラしたことで動きも感じられ、よりドラマチックなイメージになりました。背景の要素を引き算したことで、撮影意図がストレートに伝わってきます。露出はもう少し明るいほうが良いですね。

宮崎啓二さん『三つ星レストラン』 電飾をボカしたことでできた“丸ボケを月”、“奥側に写る星”で夜空を表現しているのかと思いました。タイトルを見て納得、3つの星と三つ星をかけているのですね。この発想が素晴らしいです。アンダー目の露出にしたことで、高級感が感じられます。

玉木 旭さん『ふれあい』
露光間ズームで撮影したことにより、人物のシルエットが光に溶け込むような不思議な見え方になっています。繋がれた手がとてもドラマチックに感じられ、クリスマスらしい作品になっています。画面下側に地面を入れたことで、画面が締まりました。

溝井 仁さん『休日の思い出製造マシン』
遊園地のアトラクションをスローシャッターでとらえていますが、手前に人物を入れたことで、ストーリー性が感じられます。タイトルのつけ方が想像力を掻き立てますね。鮮やかな光跡が親子を包み混んでいて、とても幻想的です。

高橋友理子さん『アメリカン』
店舗のネオンサインを、ところどころ隠すような木々のシルエットが効果的ですね。街路樹を印象的に配置していると感じました。手前に写る電飾の丸ボケも、ポップな印象を強調しています。ネオンのリフレクションもほど良いアクセントになっています。もう少し明るい方が光が生きてきますよ。

小林昭二さん『Light_block』
ビルの窓を露光間ズームでとらえた作品は、まさにタイトルにつけた光のブロック。着眼点に独自性が感じられます。クールな色味もデジタルアートな印象で、光の数が少ない休日のオフィス街、眠らない街をイメージしました。カッコイイ表現ですね。

石山知男さん『街中の茜色』
金属部分への光のリフレクションを大胆に配置し、華やかな夜景が表現できています。個性が感じられる構図ですね。タイトルになっている「茜色」=赤を強調したことで、「愛」をイメージさせ、クリスマスシーズンの心温かな雰囲気が伝わってきました。

大木 恵さん『虹と少年』
虹のライトと少年の姿を上手にとらえています。よくこのシーンを見つけました。構図も安定感があり、虹を見つめる少年が何を考えているのか、想像させる作品になっていますね。要素を絞ったことで、シンプルでストレートな表現がとても魅力的です。

竹田未来さん『時間ですよ!!』
時計になっている観覧車を露光間ズームで撮影することで、18:00ジャストのタイミングで、数字が飛び出したような表現が実にユニーク。見る人が笑顔になるようなタイトルも良いですね。観覧車を画面いっぱいにとらえた構図も迫力が感じられます。文字がもう少し上に構図できると、さらによかったです。

島下静之介さん『寄り添う影絵』
光る階段を降りてくるカップルのシルエット。この場所は多くの方が歩いていましたが、“カップルだけ”のタイミングをよくとらえました。ほどよく引いた構図も、まわりの状況が伝わり、ストーリー性が感じられますね。

野村春夫さん『ほのぼのと』 露光間ピント外しで撮られた電飾の光。小さな光をボカすことで、華やかで幻想的な印象になりましたね。電飾の数も多すぎず少なすぎず、良いバランスです。画面下側に人物の姿を入れたのも、クリスマスシーズンの喧騒を伝える効果的な見え方になっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、写真の夜カツは  2月1日(土)『長時間露光をみんなで楽しもう』  募集受付中です!!