『フォトコン』2022年連載

 

愛機で「自然」を撮影していると、快適な気分になり、シャッターを軽やかに押している自分に気づくときがありませんか。写真を楽しむことは、「心にも健康にもいい」と長年言われてきました。でもそれがなぜなのかは検証されていません。そこで、人と自然の相互作用を研究し、癒やし効果と自然環境について多くの研究発表をしている宮崎良文さんに連載をお願いしました。森林や公園でのフィールド実験など「エビデンス」に基づく今までにない記事となります。

私たちはストレス社会の中で生きています。心を癒やすことの重要性はますます高まっているのではないでしょうか。好きなカメラを手にし、自然と一体化すればリラックスできるということを1年間を通して「検証」していきます。

 

1月号 「自然と一体化」でリラックス
2月号 「受動的快適性」と「能動的快適性」
3月号 好きな自然でリラックス
4月号 公園セラピー
5月号 森林浴(1)
6月号 森林浴(2)
7月号 香りでリラックス-木の香り
8月号 香りでリラックス-花の香り
9月号 自然の音でリラックス
10月号 木に触ってリラックス
11月号 自然セラピーの「生体調整効果」
12月号 自然セラピーの楽しみ方

 

[著者] 宮崎良文(医学博士)
専門:自然セラピー学
1954年生まれ。東京医科歯科大学医学部助教(1979年~1988年)。森林総合研究所研究員・チーム長(1988年~2007年)。千葉大学環境健康フィールド科学センター教授・副センター長(2007年~2019年)。千葉大学グランドフェロー(2019年~)。千葉大学名誉教授(2022年~)。2000年農林水産大臣賞受賞。2007年日本生理人類学会賞受賞。研究テーマは、人と自然の相互作用を解明する「自然セラピー」。