第1位 加藤敬二(徳島)

7月号「Friend’s」

【選評】モデルさんを手配したのかと思いましたが、なんと偶然居合わせた方とのこと。加藤さんが引き寄せた、素晴らしい瞬間ですね! 塀の天板を画面に対して水平にして、空が画面の半分を占めていることが、作品の不思議さを演出するのに効果的な働きをしています。タイトルも可愛らしいですね。

第2位 北垣節子(滋賀)

11月号「対岸へワープ」

【選評】雄大な山と湖を背景に、手前の人工物の異質さが見る人を驚かせます。北垣さんの作品からは、見る側に向けるユニークで温かい視点をいつも感じていたのですが、今回の作品は今までとまた違った面白さがありまました。青みがかった色調も雰囲気に合っていますが、右端に写り込んだ木が惜しかったです!

第3位 山田幸典(大阪)

3月号「花掬い」

【選評】水盆に浮かぶ花を掬う様子が美しい作品。橙色の花が差し色になった、目を引くあざやかさです。アングルを決めるのが難しかったと思いますが、この瞬間をよくぞとらえました。画面右端から下部にかけてトリミングし、腕と花以外の情報を除くと、山田さんのメッセージがより伝わるでしょう。

第4位 近藤ゆき(徳島)

2月号「僕の夏」

【選評】少年たちが、濡れたTシャツを力いっぱい脱ごうとしている様子が微笑ましいです。構図や色彩などのバランスの良さも素晴らしいですね。少年たちの夏への期待が伝わってくるのは、近藤さんの作品制作への細やかな配慮が理由でしょう。砂の色カブリをもう少し補正できれば、夏の眩しさがより伝わったと思います。

第5位 溝端敬子(大阪)

12月号「こけないでね」

【選評】パネルのペンギンと現実の浜辺との不思議な調和に、思わずクスリとなります。ペンギンと主役の女の子の配置が良いバランスなだけでなく、ピンクの浮き輪が女の子の頭上にあったり、浮き輪と画面左側にいる女の子の水着が同系色だったりと発見の多い作品で、見ていて飽きない魅力があります。