9月の編集部おススメ書籍

9月は、写真集発売が続きます!!
写真集を見ることありますか? 1点1点写真作品を見るのとは違い、1冊にまとまると、まるで映画を見ているような小説を読んでいるような、ストーリーやドラマを感じることができます。写真そのものプラス、バックグラウンドや撮影者の思いもより伝わりやすくなっているように思います。9月に発売となる写真集は、ノスタルジックな思い出、家族のドラマ、街に息づく郷愁、 いずれも読者の心を掴むラインアップ。日に日に長くなる夜、コーヒーでも飲みながらゆっくり楽しんでください。

 

 

編集部おススメ その1  炭鉱(ヤマ)の理容所 佐藤哲也著

 

北海道炭鉱のまち美唄市、南美唄地区にある理容所をめぐる物語。炭鉱で賑わった時代から閉山により人々が街を去ってからも細々と続いてきた理容所とその家族の温もりが描かれています。炭鉱街として栄えた時代から閉山した穏やかな日々、街の変遷を理容所を営み見てきたお母さん。柔らかなトーンのモノクローム写真集は、お母さんを巡る2年間の日々が、温かく綴られています。

 

 

炭鉱(ヤマ)の理容所
著:佐藤哲也              
価格:1800円+税

 

 

 

 

編集部おススメ その2 アイム ウィリー 河合浜代著

 

キラキラとした日々!
犬を飼っている人には、本当に共感できる素敵な写真集。ある日、家族の仲間入りをするわんちゃん。一緒に過ごす日々は、愉しくきらきらしていて、子供にも大人に温かな時間を与えてくれます。ウィリーの写真集には、そんな日々やひとときが詰まっています。犬を飼ったことがある人はもちろん飼ったことがない人もほっこりやさしい気持ちにになれる1冊。

アイム ウィリー 
著:河合浜代
価格:2,000円+税

 

 

 

 

編集部おススメ その3 煉瓦アーチの郷愁 Brick Archi Nostalgia 大谷新一著

 

有楽町から新橋へと続くJR山手線の煉瓦アーチ高架橋の下は、飲食店が軒を連ね国際色豊かで四季折々に魅惑的な繁華街である。老若男女、国籍も問わない、いろんな人が集うカオスのような場所。この土台でもある煉瓦アーチ高架橋が、明治時代に造られていたとは。明治時代から生き続け、増幅し続けた街のストリートフォト。歴史ある煉瓦アーチの高架橋とこれからも変貌し続けていく「東京」、この組み合わせが作り出す世界観に引き込まれないでいられるワケガナイ!

 

 

 

煉瓦アーチの郷愁 Brick Archi Nostalgia
著:大谷新一
価格:2,300円+税

 

 

 

 

 

 

 

だんだんと長くなる夜、TVを消して写真集を開いてみてください
1枚、1枚、作者が思いを込めて撮られた写真が綴るストーリーは、TVや小説とも違うかたちで楽しませてくれます。
ちょっとお気に入りの音楽を聴きながら、すてきな癒やしの時間を♪