【ニコン】Z 50 NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRレンズキット 小笠原 聡さん

 ニコン Z 50が届いてさっそく手に取ってみました、小型軽量のカメラですが金属ボディの感触、程よい重量感がさすがニコンという感じの安心感を与えてくれます。 Z 50の印象は見た目と感触がクラシックカメラに似ていて懐かしさを感じさせます、写真を始めたばかりの頃にニコンFEとFAを使用していたので雰囲気が似ている Z 50もなんだか愛着が持てます。 レンズキットのNIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRはズームレンズなのですが、ズームリングを回さない状態だとパンケーキレンズのようにコンパクトになりスナップなど気軽に撮影に行くにはとてもいいと思います、描写もシャープで風景写真でも問題なく使用できます。 電子ビューファインダーのカメラを初めて使うので、どんな感じなのか少しワクワクしてファインダーを覗くと、予想していたよりとても見やすくこれならピント合わせも問題ありません、 Z 50の電子ビューファインダーもどことなくクラシックカメラのファインダーと感じが似ていて使いやすいです。ただ露出補正をすると、その補正に応じてファインダー内の明るさが変わってしまいます、極端にマイナス補正をかけるとファインダーでピントや構図が確認できないので注意が必要です。
 Z 50の操作性は、シンプルでとても使いやすいです。背面モニターもとても見やすく、メニュー画面はニコンを使ったことがある人なら迷いなく使用できます。描写力はシャープに写り、色も自然な感じで表現されとても満足しています。
 風景写真を撮影する場合、リモコンが必要になります。 Z 50に使用できるリモコンML-L7は、Bluetoothで接続して使用できますが、一定時間が過ぎると接続が解除されてしまいます。じっくりと撮影する風景写真には、少し不向きなリモコンだと感じました。  Z 50を使用してみて感じたことは全体的に使いやすく、コンパクトなので気軽に持ち出して撮影したくなるカメラです。
 これからはZ 50と共に、素晴らしい出会いを楽しみたいと思います。








小笠原 聡(おがさわら・さとし)
山梨県立農業大学校卒業。
受賞歴
2002年山梨日日新聞月例コンテスト年間1位/フォトコンレッツネイチャーの部2005年3位、ネイチャーフォトの部2009年5位、2012年2位、2013年4位