【リコーイメージング】LTHETA SC2 吉田政孝さん

  モニター当選の手紙をもらってから、THETA のことをネットやSNS 等で勉強しました。  商品が届いて箱を開封した時の第一印象は小さい、デザインもシンプルで好印象でした。片手でも扱える薄型で軽量なボディー、そして前後に2つ特徴的で小さい魚眼レンズ、360度カメラを初めて目の当たりし驚きでした。

 電源をON、起動も約1.5秒と早くストレスなく撮影に入れ、撮りたい瞬間を逃さない。操作ボタンもシンプルに5 つ本体正面に撮影ボタン1つ、側面に電源、Wi-Fi 接続、撮影シーンモード、セルフタイマー撮影ボタンの4つで迷うことがない。本体正面にある表示パネルで電池残量、Wi-Fi 接続、撮影シーンモードを確認できるので有難い。内蔵メモリーも約14GBで静止画3,000枚保存可能で有効画素数は約1200 万画素、SNSに投稿するには十分。何といってもピントを合わせる必要がないので楽です。

 Wi-Fi 接続すればスマートフォンの撮影専用アプリを使用し撮影画面を見ながら撮ることも。このアプリ内で撮影時の詳細な設定が可能、セルフタイマーは最大10 秒から1秒間隔まで、このセルフタイマーは撮影時に音を出すこともでき、残りの秒数カウントダウン表示を本体とスマートフォン両方にしてくれるので便利です。またこのTHETA SC2 は撮影設定をオート、SS 優先、ISO 優先、マニュアルにて撮影場面ごとに設定できます。WBの調整、露出補正、ノイズ低減、DR補正、HDR補正、水中もありスタンダードモデルには十分な機能を備えています。

 本題の撮影した写真の感想は、カメラの世界観を変えてくれ良い刺激になっています。撮影後の写真は専用の画像編集アプリTHETA+にて360 度グルグルと移動させながら好きな位置で保存できます。このアプリにて露出、色調、コントラストなど調整も可能。またフィルター、文字入れ、スタンプもあり、スマートフォンだけで編集完了しSNS に投稿でき、今時最大のメリットがあります。


 もっと写真の詳細な感想を述べると、いろいろ撮影場所を試しましたが花畑でこのTHETA SC2 の威力が顕著に現れると思います。360 度、花の全天球写真は圧巻です。写真いっぱいの花、また地球に咲いているような壮大な写真が撮れます。 水辺の写真も感動的です。一風変わっていて面白く広大な大自然を生かした作品に仕上げることが可能です。



 広大な自然とは正反対、家族の食事や洗濯機の中など狭い空間での威力も凄いです。最短撮影距離も10 ㎝と短く超接近撮影も魅力の一つで、今までにない写真を撮ることができます。

 

 レンズのF 値も固定ですが2.0 と明るく、星景や蛍、夜景など暗い場所での撮影が可能です。フラックシップモデルのTHETA Z1 ではF値も3段階調整できるようで夜の撮影、画質等ではSC2 からZ1 へのステップアップも良いかもしれません。

 アクセサリー類も豊富で自撮り棒、三脚、水中ハウジング、ハードケース等を使用すれば、より驚き感動するようなシーンを撮影できます。特に安価で長い自撮り棒を使用することで、まるでドローン撮影したかのような写真撮影が可能です。  また4K 動画撮影も可能です。360 度映像が楽しめ、イベントや旅行など写真と共に大いに活躍してくれます。

 SNS 関連では、Facebook ではTHETA 分室というメーカー公式のグループがあります。オンライン会談もありメーカーとユーザーとの交流、情報交換ができます。Instagram では公式サイトや#THETA のある生活があり自分の写真を投稿。また他のユーザーの作品をみて楽しんだり勉強、参考になります。私もInstagramにTHETA SC2 の作品を投稿していたらメーカー様から連絡がありTHETA について話を聞かせて欲しいとのことでZOOM にてリモート会談をしました。今後のTHETA 開発などより良い物を作る姿勢には感銘を受けました。


 まとめになりますが、この360 度カメラTHETA SC2 をてにして、全天球の感動的で驚く写真にカメラの世界観が変わり、少しマンネリしていた一眼レフカメラにも良い刺激になっています。作品作りから気軽な家族団らんや旅行まで気軽に持ち運べ、誰でもあっと驚く写真・動画が撮れます。その場でスマートフォンにて編集、SNS に簡単ですぐに発信できる利点が最大の強みです。ワンランク上のフラックシップモデルのZ1 はRAW 保存や有効画素数2,000 万画素と作品作りに乗り換えるのも大いに有りで、今後もっとTHETA が普及することを願っています。




吉田政孝(よした・まさたか)
八戸工業大学工学部機械工学科中退。 猪苗代スキー場冬季従業員、プール管理、大型トラックドライバーなどを経て現在は家業の金属加工会社を手伝う。 一眼レフカメラ歴は子供のサッカーや運動会などを撮るため8年ほど前NIKON D5300を購入。3年前に精神疾患(うつ病)を患い入退院を繰り返している時、本屋にて「フォトコン」に出会い、子供以外の風景写真を撮り始める。NIKON D7500 も購入、この頃から体調も安定し福島県内を中心に写活に励む。本格的に一眼レフカメラを初めて約2年半の間、小峰城花火写真コンテスト2019最優秀賞、阿武隈川フォトコンテスト2019優秀賞など23のコンテストで入賞。今後も「フォトコン」を自分のバイブルとして愛読しカメラライフを楽しもうと思っています。何より愛読してから体調が徐々に良くなり、現在安定していること「フォトコン」のおかげだと思っています。感謝申し上げます。