【キヤノン】EOS M6 Mark Ⅱ EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STMレンズキット 松下恭代さん
まずはM6の良い点です。とても写りがきれいです。画素数も大きいので写真展用に大きく伸ばしても問題ないように思います。ピントを液晶モニターのタッチパネルで合わせるのですが、ファインダーを覗きながらピントを合わせるよりも楽です。重さはすごく軽いとまでは言いませんが、この写りの良さならこれぐらいの重さは許容範囲です。露出補正や絞りの変更などの操作も感覚的にできるのでシャッターチャンスを逃しにくいと思います。レンズ18-150ミリは、ほど良い使い勝手です。花をたくさん撮りましたが、予想以上にボケかたも良くきれいに撮ることができました。
次にM6を使うことによって私にとって良かった点です。一眼レフは高機能で今日は写真を撮るぞという時にはとても良いのですが、かさばるし重いのでお出かけのお供に必ず持って行く訳にはいきません。M6は手軽に持って行けるので写真を撮る機会が、格段に増えました。散歩やウォーキングの時に、帽子をかぶるのと同じくらい当然のようにM6を持っていきます。近所も被写体として見るようになったし、特に朝の光で撮る楽しさが増えました。モニター期間はあえてレンズ交換をしないで18-150ミリを使うことにしました。制約があることで自分なりに工夫して撮ったり、M6の機能を試したりするきっかけになりました。白黒スナップ、動きのあるもの、暗い場所での撮影など今まで関心無かったりあきらめていたりした被写体を撮り、自分なりに幅がひろがったように思います。M6からスマホに簡単に写真を送る事ができるのですが、スマホの小さな画面で見てもM6で撮った写真はスマホで撮ったものよりも素敵で嬉しくなります。 写真を楽しんで続けるには体力に見合ったカメラであることが自分にとって重要だと思います。被写体や目的に応じて一眼レフとM6を使い分けて、これからもずっと写真を楽しみたいです。
松下恭代(まつしろ・ともよ)
写歴は30年以上になりフィルム時代から一眼レフを愛用。ソフト・マクロレンズで撮る花の写真が好き。高級コンパクトカメラの先駆け「コンタックスT2」は子育て中の何気ないシーンを美しく切り取ってくれて今も宝物。