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まず大体の写真集の大きさ、ページ数などを想定してください。
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編集部までお問い合わせください。想定した写真集をもとに見積もりを出します。可能であれば直接お客様とお会いして、写真集づくりの詳細をお話しさせていただきます。
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担当者とじっくりお話しいただき、内容や見積もりに納得のできた方はお申し込みいただき、書面をもって正式に契約となります。ローンでのお支払いもできるのでご相談ください。
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写真集に掲載する作品や構成イメージを打ち合わせます。編集者がお客様の希望を把握し、よりよいご提案をさせていただきます。ご要望はどんどんとお申し付けください。
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掲載する作品や並べ方が決まったら、デザインに入ります。イメージに合ったデザイナーが、作品の魅力を最大限に引き出します。校正紙でご確認いただき、やりとりをします。
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作品の並べ方や文字の校正などが終わったら、次は色の校正をします。印刷所へ原稿やデータ類を入稿し、実際に印刷する紙に刷って色の濃淡やコントラストなどを確認します。
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色校正が終わったら、すべての作業が終了となります。印刷所で印刷を開始します。
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校正終了してからおよそ2週間ほどで写真集ができあがります。まずは編集部で問題がないか確認した後、ご自宅やご希望の場所まで本を郵送して納品します。
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ポジやデータのままでは、クラブの例会以外、なかなか人に作品を見せることができません。しかし写真集という本の形にすると、作品が自分の手から離れて色々な場所へ旅立っていきます。より多くの人に作品を見てもらうことができるでしょう。
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多くの愛好家が考えているのが「もし、自分が他界したら残してきた作品はどうなるのか」ということ。確かにバラバラに残した作品を遺族は破棄するしか方法がないかもしれません。しかし写真集という本にすることで作品を残せば、代々の子孫たちにもご自身の活動を伝えることができるでしょう。
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写真展を開催することは愛好家の夢。その写真展を再現できるのが写真集です。さらに写真展はお客さんに来場してもらわなければ見てもらうことができませんが、写真集は持ち歩けるという特権があります。いわば「歩く写真展」と言えることもできるでしょう。
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写真集を色々な人に見てもらうことで、自分では知らなかったような作品の意外な一面を見いだしてもらえるかもしれません。様々な価値観と出会うことで、またご自身の新しい可能性に挑戦したくなり、写真生活がますます楽しいものとなって、人生に潤いを与えてくれるでしょう。
- 制作費は大体いくらくらいかかるの?
- 写真集の大きさやページ数、部数にもよりますが、平均しておよそ150万から200万円ほどの制作費がかかります。ご予算が決まっている方は、予算内で仕上げられるような仕様をご提案させていただきます。
- 制作の期間はどれくらい?
- 打ち合わせから写真集のできあがりまで、最短でも2カ月は必要です。 しかし相当な過密スケジュールになってしまうので、制作期間は余裕を持って3~4カ月は見ておくとゆとりのある写真集制作をできます。
- 書店に置くことはできるの?
- 日本写真企画では、写真集に流通コードを発行して書店流通させています。ただし全国すべての書店に写真集が自動的に並ぶ訳ではありません。写真集を置きたいご希望の書店があれば、直接交渉します。
- 定価はどのように決めるの?
- 基本的には写真集の売り上げで制作費をまかなえることが理想です。ご希望の価格と制作費とのバランスで検討します。特にご希望がない場合には、日本写真企画の既刊本を参考に決定させていただきます。
- データとポジが混ざっていてもいい?
- 混ざっていても大丈夫です。それよりもデータはパソコンの環境、ポジは光の環境で色の見え方がずいぶん違います。理想としている作品の色調を印刷会社と共有するために、色見本となるプリントをご用意いただけるとスムーズです。
- デザインはどうするの?
- 編集者が作風に合ったデザイナーを検討します。書店などに並ぶ写真集を見て、どんなイメージにしたいかを考えておくと、より一層写真集づくりが楽しめるでしょう。デザインで作品の魅力がよりアップします。
- 写真集をつくりたいけど自信がありません…
- まずはお気軽に編集部までご連絡ください。写真集をつくることを決めていなくても、編集者が作品を拝見することで新しい魅力が発見できるかもしれません。もちろん無理に写真集制作を勧めることはありませんのでご安心ください。我々も皆様との出会いを楽しみにお待ちしております。
写真集「最果ての氷界」を出版して
久保田友惠
生まれて初めて自分の写真集が出来上がった時の感激といったら、何に例えたらよいでしょう。以前に「モノより思い出」というコマーシャルがありましたが、私にとっては、「モノ」と「思い出」は一体です。写真人生の輝かしい記念碑が出来上がり、私自身はもちろん、知人友人たちにもたいへん喜んでいただけました。この写真集作りには、多くのプロの方々がご協力して下さいました。自然写真家の鈴木一雄先生の監修、日本写真企画の藤森編集長の編集、福田浩さんのデザイン、東京印書館様の印刷。デザインから、プリントディレクターまで全てプロ集団の仕事です。お陰さまで、写真愛好家の写真集とは思えないほどの立派なものが出来上がりました。一生の宝物です。
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