SIGMA PHOTOGRAPHY in 諏訪
フォトコン8月号
協力:株式会社シグマ
精密なコーティングと妥協のないレンズ構成
私は以前、光学機器メーカーに勤務し、レンズのコーティングに携わっていた。それゆえレンズを見ると、まずコーティングが気になってしまうのだが、今回使用した24-70mm F2.8 DG DN II | Artは、素晴らしいコーティングだとすぐにわかった。私の時代、満足のいく仕上がりになるまで随分と苦労したものだが、今ではこのような低反射のマルチコーティングが実現可能なことに、時代の進歩を感じた。
コーティングだけでなく、描写性能も申し分ない。5枚の非球面レンズを惜しみなく使ったレンズ構成で、広角端 ミリでも歪みはほとんど見られなかった。広角域では画像周辺部が歪んで解像感がなくなる、いわゆる「流れた」描写になりがちだが、このレンズなら心配はいらないだろう。
加えて、側面に絞りリングを備えているのも嬉しいポイントだ。昔ながらの操作感で、表示を見ながら絞りを調整でき、絞り優先オートでの撮影もやりやすい。昨今のレンズでは省略されがちな部分だが、その点も設計の丁寧さを実感した。
高画素による描写と多彩なカラーモード
このレンズと合わせて使用したのが、フルサイズミラーレス
カメラのfp Lだ。何より特長的なのは、有効約6100万画素のセンサーによる精密な描写性能。等倍はもちろん、画像をトリミングしても、十分作品として採用できる。また、搭載された多彩なカラーモードも魅力的だ。中でも「サンセットレッド」や「モノクローム」などは、「撮って出し」の作品づくりでも通用する仕上がりだと感じた。
藤森順二
fp L & シグマレンズの魅力を語る
藤森順二さんが会長を務め、長野県諏訪市を中心に活動する写真クラブ「集団こまくさ」。
今回は9名のメンバーに、シグマのカメラ・レンズをお使いいただき、2日間にわたる撮影会を開催しました!
参加されたみなさんが語るシグマレンズの魅力とは、、、。
【眼力】石巻勝巳さん
ファインダーを上からのぞいて撮影するなど、新鮮な体験でした。
レンズのほうも、なだらかで自然な描写に感心しました。
【スマフォタイム】齊藤道春さん
少し操作に戸惑いましたが、慣れてくると面白かったです。
約6100万画素の描写はクロップ撮影でも十分な画質でした。
【祭の日】窪田治平さん
どのレンズも描写がきれいで、ボケの表現も美しいのが気に入りました。
fp Lの操作もわかりやすく、楽しかったです。
【いも虫トラック】遠藤甲午さん
普段はF4くらいの絞りでよく撮りますが、このレンズは開放絞りから解像感が高く、収差もほとんど見られませんでした。
【新緑】宮坂 誠さん
レンズは開放絞りのボケが素晴らしいのはもちろん、そこから少し絞ることで、画面全体をハッキリと写せるのが感動しました。
【渓流】花岡喜久雄さん
どのレンズも使いやすく、非常に良かったです。画質も絞り開放から素晴らしく、画像周辺部まで解像感がありました。
【ワンちゃん】佐々木雅江さん
単焦点レンズは経験が少ないのですが、先生にアドバイスをいただきながら楽しく撮影できました。
【諏訪の女神】西本慶子さん
最新のレンズは段違いに性能が良いですね。
ボケの描写がとても美しいと思いました。
【夢中】久保田 稔さん
14ミリの超広角でも歪みが少なく、とても気に入りました。レンズも普段使っている機材よりコンパクトで扱いやすかったです。