今月のベストショット P62参照 声をかけて撮らせてもらう!を実践

今回のベストショットはこちら!
太平洋戦争時代の陸軍の格好をしたこの方…浅草のカフェのテラス席で声をかけて撮影しました。
実はこの方、以前からずーっと気になっていた方なのです。初めてここのカフェに来た日も、偶然お店の前を通った日も、必ずテラス席でコーヒーを飲んでいらっしゃるのです。撮影の場所が浅草に決まった時から、私は密かにこの方の写真を撮りたい……! と思っていました。
カフェの前を通ると……今日もいらっしゃいました! テラス席、軍服、コーヒー。いつも目にする撮りたかった光景です。「写真、いいですか……?」とカメラを見せると「ぜひ。」と一言。快く撮影を許可してくださいました。
「全身の写真を撮りたい!」とお願いすると「商店街を背景にするのはどう?」と提案までして頂きました。な……なんて協力的! 浅草の街を背景に時代を感じるポートレートになりました。
軍服を着ている理由、いつも飲んでいるコーヒーの種類、暑い日はビンのジュースを飲むことなど、会話が弾んでとても楽しい撮影でした!
実際に撮影してみて
ポートレート初挑戦の今回、タカノがいく史上最も過酷な撮影でした……。
人と話すことはすごく好きで、以前接客の仕事もしていました。そのため初めて会う方と話すのは慣れているので「今回は私のための特集じゃないか!」と意気込んで挑みましたがまっっっっったくそんなことはありませんでした(笑)
カメラを持つと普段の様になかなかうまく言葉が出てきません。撮影をしているという状況に警戒されているのじゃないかと思うと、不安な気持ちが被写体にも伝わってしまったみたいです。撮りたい瞬間もつい逃してしまいがちでした。撮影に失敗した様子はぜひYouTubeの動画をご覧ください……。
そこで改めて58ページを読み直し、堂々とポートレートを撮るコツを実践してみました。
お互い気持ちよく撮影をするためにはどんなコミュニケーションがいいかを意識して声をかけてみました。最初に笑顔で挨拶ができちゃえば「こう撮りたい!」というイメージもどんどん湧いてきて、堂々と踏み込んだスナップポートレートを撮ることができました!
街で出会った方を被写体とするスナップポートレート。大半が撮影を断られるのだろうなと勝手に思い込んでいましたが、案外快く承諾してくださる方が多かったのも驚きです。
これは今回実践した青木竹二郎さん流のコミュニケーションの取り方や撮影のマナーがその印象を変えてくれたのだと思います。
7月号の特集で学んだこと:堂々と撮影するコツを踏まえて被写体の気持ちに寄り添うことで、被写体の自然な表情を撮影することができました。撮りたいという気持ちをコミュニケーションにつなげることがすごく大切だと学びました。 今回の撮影は写真を撮ることも、人とのコミュニケーションもより一層好きになれた、そんな撮影でした!
撮影にご協力くださった皆様、ありがとうございました!
今月のオフショット
今回のタカノは、持ち前の性格を活かせると思いきや……意外に緊張気味でした。

同志の撮影風景はなんかシュール。

撮影終わりに、浅草寺に向かって挨拶です。
来月はどのような特集にチャレンジするのでしょうか?お楽しみに!
YouTubeも配信中です!
Instagramでは載せきれなかった写真をアップしています!
\FOLLOW ME/
▼あなたの【撮ってみた】募集中! 良い写真が撮れたらInstagram #タカノがいく を使って投稿してください!
今月の参考書籍
【フォトコン7月号発売中!全国の書店・オンライン書店 または本誌オンラインショップからもご購入いただけます!】
https://photo-con.net/SHOP/07-25.html