20代で写真を楽しんでいる人たちはどのような写真生活を送っているのか。SNSなど、本誌読者とは少し違ったフィールドで活躍する若者たちに迫る。
登場した人に、次の人を紹介してもらうリレー形式で行っていく。

第6回 岡本大志(@daishi_xxiv)

写真歴 : 2年半
1993年生まれ。旅行に行くことが好きでカメラを購入したが、今は撮影が先行してどこかへ行くことが多くなるように。週末は全国各地にカメラを持って出かけ、素晴らしい風景に出会えるのが大きな楽しみ。SNS、プリント、フォトコンテストなどさまざまな方向で写真を楽しんでる。
Webサイト●daishi-photography.com
所有機材:ソニーα7Ⅲ

マイナス22度まで冷え込んだ朝。手前の氷上にはフロストフラワーができており、水面からは気嵐が発生。前景として黒い木の枝を入れることで、白の世界にアクセントを加え、さらに霞の中のボートへ視線誘導する構図で撮影。厳冬期の朝の静寂感や冷たい雰囲気を表現しました。

 

写真をはじめたきっかけは?

カメラを買ったばかりの頃は近所や旅行での撮影が主でした。本格的に写真を撮るようになったのは2年ほど前からで、きっかけはInstagramのアカウントをつくったこと。いろいろな人の写真を見て「この場所に行ってみたい」などと思うようになり、実際に出かける機会も増えました。SNSで知り合った仲間も増えて、一緒にどこか撮影に行ったりするのも楽しくて、気が付いたらすっかりのめりこんでいきました。

写真をやっていてよかったこと

普通に生きていたら縁のないような場所に行くようになったこと、さらに天の川を見たり雲海を見たり、日の出を待ったり、日常ではなかなかできない体験をさせてくれるのが魅力です。前述もしましたが、全国に仲間が増えたことも素晴らしいできごとです。もしかしたら写真をやっていなければ、一生交わることのなかった人たちかもしれません。カメラを買って“世界が変わった”と思っています。

写真のセレクトが大切

撮影後はなるべくその日のうちに全ての写真を見返し、いいと思った写真にはLightroomで採用フラグを立てておき、RAW現像までやりきり、いい写真を見落とさないようにすることを習慣づけています。デジタルのメリットとして何枚でも撮れるということがありますが、現場で1枚1枚丁寧に撮ってもそれらを見返さなければ意味がないです。そういった写真を見逃さないようにすることは撮ることと同じくらい大切だと考えます。

写真に対するこだわり

主題はなんなのか、どうしたら際立つか、ということを特に意識しています。そのために大事だと考えているのは、主に構図と光。有名な場所で誰も撮らないような構図を見つけたり、たまたま出会った場所で納得のいく写真を撮るのも好きです。現場に行く前にアプリなどで時間や方角を見ながら光を想定して向かうこともあります。1枚1枚しっかりと考え、なんとなくでシャッターを切らないように注意しています。

今後の目標

SNSは一つの楽しみとして継続していきますが、今後は出力するパターンも変えて楽しんでいきたいです。せっかく撮った写真が、スマホなどの小さな画面で完結するのは寂しいので。また、若者はプリントしないとよく言われていますが、単純にその魅力を知らないことも一因だと思うので、特に若い世代にプリントの楽しみを提唱していきたいです。