20代で写真を楽しんでいる人たちはどのような写真生活を送っているのか。SNSなど、本誌読者とは少し違ったフィールドで活躍する若者たちに迫る。
登場した人に、次の人を紹介してもらうリレー形式で行っていく。

第8回 Naki(@nakinavy)

写真歴 : 2年
神奈川県在住。風景画を描くための材料としていろいろな場所へ行き、路地や商店街、街並みの日常を携帯で撮影。instagramをきっかけに、本格的に写真を撮り始め、現在は企業から依頼された撮影なども行う。
所有機材:ソニーα7RⅡ

関東に引っ越して初めて東京で1泊し、前日から撮影した雪の日の1枚です。写真がきっかけで大雨や大雪のどんな日でも、外に出かけるようになりました。

写真をはじめたきっかけは?

もともとは趣味のカフェ巡りや一人旅でスマホを使ってスナップ撮影をしていました。カメラと出会ったのは、友人にインスタグラムをすすめられたことがきっかけでした。インスタグラムをはじめると、周りの人は本格的なカメラを使っていて、私も広角の表現で限界を感じたこともあり購入に至 りました。カメラを買ってからも撮影スタイルは変わらず、自分の世界を突き詰めていきました。

スナップ撮影でのこだわり

SNSでの傾向として、「ここに行きたい」に従って行動する人が多いように思いますが、私はあえて定番スポットを避けて、自分なりのイメージを表現できる場所を追求しています。現場では新しい視点や発見、その日の直感を大切にするようにしています。新橋駅に着いて直感に従って歩いていたら、気付いたときには上野ということもありました(笑)。

写真の魅力を教えてください

普通に生活していたら絶対に行かないような場所へ行くようになったことが一番の魅力です。撮影地は定番スポットではなく、グーグルアースなどでひたすら探すことが多いので、とにかく行きたいところがどんどん溜まりました。あとは本格的に写真をはじめてからドキドキする瞬間が増えましたね。一瞬の風景に出会えると、写真をやっていてよかったなと思います。

自分の写真の強み

写真好きな女性は、可愛いもの、カフェ、自撮り……そういった写真が多いように感じますが、私はどうしても可愛い写真よりも「カッコいい写真」に魅力を感じてしまいます。私のinstagramの投稿には女性らしい写真がほとんどなく、見た人は出会うまで男性だと勘違いされている方がとても多いです。今後も男性アカウントだと思われるようなカッコいい写真を撮り続けたいです(笑)。