\フォトコン2月号発売まであと3日!/

「カラー爆上げテクニック」
【撮影時の“モード活用”と“狙い方”でイメージ通りの色に!】

写真の色をイメージ通りに出すぞ! と、RAWで撮影してパソコンの画像調整でじっくり追い込もうとして、でも、なかなか思うような色にならない、それどころか、いろいろいじっているうちに、なにがなんだかわからなくなっちゃった、こういうことは実によくあります。

目で見て惹かれた色を写真で出す、これは大きなテーマです。
ただ、それを実現するのは、難しいことじゃない!
撮影時に、ホワイトバランス、仕上がり設定、HDR、フィルターなどのカメラのモード、それに光の向きや露出などの狙い方をちょっと工夫すると、色がグッとイメージに近づきます。

その方法をクキモトノリコさんがやさしく解説します。色を制するなら撮影時、です!

フォトコン2月号-特集3

淡く色づく梅、ホワイトバランスをオートで撮れば、そのままふんわりと丁度いいピンクになります。 でも、その場で自分の目が惹かれた色とはちょっと違う。

そこで、ホワイトバランスを「温白色蛍光灯」に設定して、画面全体に青みを加え、イメージに近づけました。
「いや、ホワイトバランスなんだからRAWで撮って後でパソコンで調整すればいいじゃないか」
はい。ただ、仕上がりに“差”が出るんです。
撮影時に条件を合わせてイメージに近づけようとすることで、露出など他の要素が課題として浮かび上がってきます。
それを現場でクリアすると、理想の色に近づきます。
後処理の際にも無理な調整の必要がなくうまく仕上がります。

フォトコン2月号-特集3

そして、この写真。
露出を3段も上げています。

いわゆる適正露出の写真では、モノトーンに近いような渋く迫力のある写真でしたが、明るくすることで色がどんどん出てきて、ポップでカラフルな仕上がりになりました。
色を出すには、露出がとっても大切なんですね。
そして、露出は撮影時にアバウトにやってしまうと、後処理で困ります。

パソコンでの画像調整を前提としていても、撮影時にできるだけ完成させておくことが、イメージ通りの仕上がりのコツです。
それに、撮影時にしっかり追い込んで「キマッタ!」となると、達成感と満足感が“爆上げ”です!
“欲しい色”を現場で追求すると、撮影が楽しくなりますよ!

 

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