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プロローグ 平成のはじまりは「写真の終焉」
- 第二章 「女流」から「女性」へ
- 第三章 展示への志向 第四章 インディペンデント・シーンの活況
第一章 「近未来写真」と「私写真」
最終章 〈3・11〉が問いかけた「写真家」という立場
エピローグ 「写真の終焉」の完結。そして、はじまり。
写真にとって「平成」とはどのような時代だったのか。
写真の終焉」という刺激的な言葉からはじまった時代の表現は、社会の変化による影響を受けながら3.11を経験してどのように変わり、これからどこへ向かっていくのか。写真評論家の鳥原 学氏が独自の視点を交えながら平成の写真史を振り返る。
鳥原学(TORIHARA, Manabu)
写真評論家
1965年大阪市生まれ。近畿大学商経学部卒業。
1991年一般企業勤務を経て株式会社写真弘社と契約。ギャラリーの開設と運営の任にあたる。2000年にフリーとなり、執筆など評論活動をはじめる。テーマは日本におけるさまざまな写真環境の変遷を通して、社会の変化をさぐること。写真教育や展示の企画にも携わっている。