指導者は何を教えればいいのか

川相塾

川相昌弘也

2025年11月10日
定価1,760円(税込)
ISBN : 978-4865622119

188㎜×127㎜  ソフトカバー  200ページ 

プロ野球通算犠打数世界一記録保持者の川相昌弘氏が、現役・コーチの43年間で記録したノートより中学生からプロレベルに通用するノウハウを公開



王監督、藤田監督、長嶋監督、落合監督らに学んだマネジメント能力、原監督、高橋監督、阿部監督時代に「1軍ヘッドコーチ」「ファーム指導」で存分に生かす!

「指導者は何を教えればいいのか」
1点をもぎとり、1点を防ぐ、「78」の野球話

目次
1章 投手で甲子園出場
【1】近所に巨人選手の実家があった
【2】中学時代は市内大会1回戦突破がやっと
【3】「甲子園の魔物」は存在した
【4】早実の洗練した戦法に屈する
【5】ドラマチックな甲子園物語
【6】大学か、社会人か、プロか
【7】1982年ドラフト事情
【8】実は、巨人にだけは行きたくなかった
【9】10球団スカウト陣は、川相のどこを見ていたのか

2章 「つなぎ役」でプロ現役24年
【1】内野手ゴロ捕球の基本は「手ゴロ」で学んだ
【2】正しいステップ、捕球、スローイングの再現性
【3】名手の絶対条件は「送球時のコントロール」
【4】篠塚を見て学んだ「捕球のコツ」
【5】目標は「オズの魔法使い」
【6】1987年日本シリーズ第6戦「クロマティ事件」
【7】カットマンとしては厳禁の「反対回り」
【8】プロでやっていくための「役割」
【9】1994年「10・8」決戦前夜
  【10】長嶋政権初の日本一 
【11】メークドラマを演じ切る
【12】ヤクルトと優勝を分け合った90年代
【13】中日移籍。巨人との相違点

3章 指導者「1軍の勝利」と「2軍の育成」
【1】国松彰2軍監督「フォア・ザ・チームとは」
【2】王貞治監督「一番勝ちたいのは俺なんだ!」
【3】藤田元司監督「投手力を中心として守り勝つ」野球
【4】長嶋茂雄監督「選手を鼓舞する言葉」が指導者に必要
【5】高橋由伸監督「次代の主力を積極的起用」で育成
【6】原辰徳監督「適材適所の手腕、モチベーター」
【7】落合博満監督「味方を安心させる泰然自若」
【8】相手球団で気になった広岡、森、星野、野村監督
【9】プロ野球チームは、会社に似ている
【10】監督はゼネラリスト、コーチはスペシャリスト
【11】失敗の原因を突き止めて改善する
【12】主将の決め方
【13】2軍で「選手の絶対的特長」を消すな
【14】2軍監督の仕事「コーチも育成する」
【15】叱って伸ばす、ほめて伸ばす
【16】信頼関係は「あいさつ」から始まる

4章 ベースコーチの重要な役割
〈一塁コーチの役割〉
【1】立ち位置
【2】走者なしの場合
【3】走者一塁単独の場合
【4】投手の一塁けん制のどこを見るか?
【5】投手のクセの見つけ方
【6】けん制バック
【7】「後方けん制」時の一塁コーチ注意
【8】盗塁は「3・4秒」の攻防
【9】「ディレードスチール」の条件
【10】「グリーンライト」でダブルスチール
【11】走者二塁単独の場合
【12】投手の二塁けん制のどこを見るか?
〈三塁コーチの役割〉
【1】立ち位置
【2】どの塁をどちらのコーチが担当するのか
【3】走者一塁単独の場合
【4】走者二塁単独の場合
【5】走者三塁単独の場合 ●無死三塁 ●1死三塁での「3つの選択肢」・投げたらゴー/打ったらゴー/ゴロゴー ●2死三塁
【6】三塁走者のリードに有効なシャッフル
【7】基本的な攻撃の作戦4つ ●盗塁 ●エンドラン ●バント ●ウエイティング
【8】ブロックサイン

5章 <実技編> 内野守備
【1】究極の守備は「形はどうであれアウトを取る」
【2】アウトを取るのに大事な「2WAY、3WAY」
【3】ゴロ捕球グラブさばき「1構え」「2右足体重」「3捕球」「4胸を出す」「5右足90度」「6送球」
【4】遊撃手で大事なのは? ●4つの守備位置(ポジショニング)(1)定位置(2)ダブルプレー態勢(3)中間守備(4)バックホーム態勢 ●「二塁盗塁」と「三遊間エンドラン」に対応できる守備 ●待つか、出るか。二塁送球タッグプレー ●スワイプタッグを走者の足に ●二塁―遊撃―一塁のダブルプレー ●一塁―遊撃―一塁のダブルプレー
【5】二塁手で大事なのは? ●4つの守備位置(ポジショニング) ●遊撃―二塁―一塁のダブルプレー ●曲線気味に回り込み、左足で踏んで前に出て投げる ●三遊間深いゴロはまずフォースアウトを
【6】三塁手で大事なのは? ●守備位置(ポジショニング)・前進するほど、一塁手へ「投げる角度」が狭くなる ・中学、高校野球で重要視される三塁手 ・1つの塁に走者2人
【7】一塁手で大事なのは? ●守備位置(ポジショニング) ●バントシフト「ブルドック」 ・走者一・二塁での守備
【8】外野手に大事なのは?
【9】ノックへの「こだわり」と「意識付け」
【10】シートノック
【11】投内連携、内外野連携ノック
【12】まず「二塁走者単独で、レフトへの打球」
【13】次に「走者一・二塁で、右中間への打球」
【14】最低限、覚えておくべきルール ●インフィールドフライを落としたら? ●有利なのは「表」か「裏」か ●グラウンド状況の確認

6章 <実技編> バント、進塁打
【1】バントは「つなぎ役」の代名詞
【2】バントの種類と方法 ・犠牲バントorセーフティバント(ドラッグバント、プッシュバント)
【3】実際のバントの「やり方」(1)バントの立ち位置 (2)バントの構え方 (3)バットの握り方。引いてはならない (4)バントの「目付け」は内角高め (5)一塁側バントと三塁側バントの「違い」●スクイズ ●セーフティバント ●左打者のバント
【4】「走者の状況」によって転がすコースは変わる (1)「走者一塁」は一塁方向 (2)「走者二塁」は三塁方向 (3)「走者一・二塁」は三塁方向 (4)「走者三塁」(スクイズ) (5)「走者一・三塁」
【5】ヒットエンドラン  ●ヒットエンドラン  ●バスターエンドラン  ●ファウル打ちのコツは?  ●ランエンドヒット

門下生・岡本和真の涙
指導者冥利に尽きるとき



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