開催日:7月7日(金)
撮影場所:銀座周辺
人気企画「夜カツ」が復活。テーマは「レンズベビー(Lensbaby)で描く夜の銀座」です。
レンズベビーとは?
焦点距離や効果のバリエーションが10種類以上ある特殊効果レンズです。見た目と異なる描写で撮影を楽しむことができます。
撮影者
佐藤 紘さん
タイトル
地下鉄出入口
ビルの壁面に絵具で装飾されたような色を花の木の様に撮影しました。
講評
銀座四丁目交差点にある地下鉄の出入口をバックに人物を配置し、銀座の街を見せています。ワンポイントの人物の向きと配置にもうひと工夫あると、よりステキな写真になったと思います。
撮影者
高松 督さん
タイトル
ディナー
講評
夜のレストラン、店の中はお客様で賑わっている様子。暮れなずむころの青みがかった雰囲気と店の明かりがマッチして、ソフトでムーディーに仕上げることができました。
撮影者
高木一二さん
タイトル
鼓動する光
講評
レンズの特性をよく理解されて、流れるフレアを生かして撮影することができました。照明のあかりを特徴ある形に活かしてホワイトバランスを決め、温もりある雰囲気に仕上げています。
撮影者
竹田未来さん
タイトル
なつの夕暮れ
電気がつき始めた夕暮れの銀座。レトロな奥野ビルをレンズベビーで撮りました。
講評
銀座で一番古いビルといわれる奥野ビルをバックに白いドレスを着た女性をワンポイントにとらえています。動きのあるスカートが素敵です。夕暮れ時の自然光とビル内から発する人工光のハーモニーが絶妙です。
撮影者
金子佳子さん
タイトル
夜に輝く向日葵
講評
ヒマワリを中心に青いイルミネーションの光が動きのある表現となり、ダイナミックなイメージとしてとらえた点が良かったです。背景の白く強い光を少なめにフレーミングするとさらに良くなるでしょう。
撮影者
立川晶信さん
タイトル
モビール
講評
ウィンドウのディスプレイと映り込んだ街灯りが不思議な世界観を描いています。レンズベビーが作り出す独特な絵づくりを、ナチュラルな感じで表現したのも良いですね。背景の赤の存在が効いています。
撮影者
古屋 治さん
タイトル
夕暮れ
空にまだ光が残る時間帯。車と建物をどう配置するか、考えて撮りました。
講評
ソフトなボケ感と街明かりのカラフルさをうまくコラボレーションさせています。完全に日が落ちる前なので、建物の存在感もしっかり映し出されています。銀座の街の賑わいが伝わってきます。
撮影者
吉田 薫さん
タイトル
渦
巨大なオブジェがうねるような、のたうつような。
講評
ショーウィンドウのディスプレイはアート的なものが多く、レンズベビーのボケ感の変容により違う形状へと変化を遂げます。人物の配置にも成功しました。
撮影者
志村暢三さん
コメント
カメラ内合成をいくつか試みたうちの一点です。
講評
ウィンドウに飾られた貝殻を中央に、背景の街明かりもしっかり映し込ませており、レンズの画角を意識した狙いが素晴らしいです。いろいろな形の光がまるでダンスをしているようでお洒落です。
撮影者
伊藤聖子さん
タイトル
特別な夜に
流れる光がシャンパンの泡に見えるといいなぁと願いながら。さて、誰と乾杯しましょうか?
講評
中央から少しずらした位置にシャンパンの瓶を配置し、ピントの調整にも成功しています。背景の光や街明かりの存在も活かすことができました。この調子でボケの世界を楽しんでいきましょう♬
撮影者
岩瀬昌子さん
タイトル
Dancing Walk
夕暮れの華やかな銀座の光と街ゆく人の動きをレンズベビーで表現してみました。
夕暮れの街、レンズベビーを通して不思議なファンタジーの世界にさまよい、面白く楽しかったです。
講評
横断歩道を渡る人々の存在を活かしつつ、流れる街灯りを効果的に演出しています。ちょうど左折の車のヘッドライトが人物の足元を照らしてくれたのもポイントとなって良かったです。
撮影者
林 京子さん
タイトル
願いをこめて
涼風の立つ夕暮れからの撮影会。慣れないレンズを使って手探りでしたが、当日は七夕で懐かしい飾りを撮ってみました。
講評
竹にびっしりと飾られた短冊がポップな色合いで、全体的にカラフルな表現となりました。まるで風に靡いているような動きのあるまとめ方も良かったです。込められた願いへの想像力も膨らみます。
撮影者
塩崎綾子さん
タイトル
ワープ
ネオン溢れる銀座の街。せわしなく走り去る車のテールライトが華やかさを添える。外出自粛の頃を思い出しながら、いつまでも眺めていたい景色でした。
講評
車が風のように走り去っていくイメージを与えてくれます。背景の店の明かりが光跡のようなボケ感となって、流し撮りのような表現に繋がりました。レンズの特性を活かしたテクニックが凄い!
撮影者
中村芙美子さん
タイトル
銀座☆Night
レンズベビー、ちょっと面白そうと思って撮影会に参加。ピントの合わせが難しく悪戦苦闘の結果、レンズの効果か、夜の銀座の雰囲気が出たように思います。
講評
銀座シックスの建物をクローズアップした構図が良かったです。画面端にピント位置を合わせたことで、反対に向けて伸びるボケがより強調されています。テールランプがちょうどアクセントになりました。
撮影者
田中雅子さん
タイトル
街灯り
レンズベビーのピントの良さと柔らかなバックの女性の表情が好きです。
真夏の夜の銀座でレンズベビーを使う撮影会素敵な作品が撮れたと思います。おしゃれな夜の銀座の雰囲気のあふれた写真が撮れて良かったです。
講評
銀座の外灯は通りによって異なります。レトロな形状の明かりにしっかりピントを決め、ビッグポスターをほんのりぼかしており、色香漂う女性の視線にドキッとする一枚です。
レンズベビーをご存じですか? レンズベビーは独自の表現を楽しめるアーティスティックなレンズです。ソフトフィルターとは少し違う写り方が面白いレンズです。レンズをくねらせる、フォーカス位置を自由に動かす、流れるようなボケを作り出す、ピント位置は中央の状態で周辺だけをボカす、踊るような丸ぼけを演出する、等々さまざまな描写を楽しめます。効果をあれこれ工夫して自分だけの狙いで個性を引き出し、印象的でアートな世界を追求&表現できる面白&楽しいレンズなのです。
今回はそのレンズベビーをケンコー・トキナーさんにお借りして夜カツを楽しみました。参加者の皆さんもコツを探りながらテクニックを駆使されていました。