「映える」写真に仕上げる魔法のアイテム

極上の風景写真フィルターブック

4人のフォトグラファーが豊富な作例をもとに徹底解説

喜多 規子/清家 道子/萩原 れいこ/井上 嘉代子

2022年8月29日
定価1,540円(税込)
JAN : 4910176961028

B5・並製本  カラー96ページ 

風景写真をより極上なものに仕上げるのに必須のフィルターを4人のフォトグラファーが作品集レベルの作品で実践的に解説します。

PLフィルター、NDフィルター、ハーフNDフィルター、ブラックミストフィルターの基本的な使い方から応用編までを網羅。

H&Y製のフィルターを使用していますが、使い方はどれも同じなので幅広く対応します。現場で作り上げるからこそ、感動が伝わります。

 

■自然をありのままに撮るのは、意外と難しいものです。というのも人間の目はカメラよりも光をとらえる能力が高く、明るい部分と暗い部分を同時にとらえることができないからです。それを整えるのがハーフNDフィルターです。 実はデジタル時代になって、カメラ内の機能で明暗差を調整する機能もあるのですが、やはり現場でやるからこそ、感動が伝わるのです。

 

■光の反射やテカリを除去できるPLフィルターは、被写体本来の色を再現したり、反射をあえて残すなど、思い通りにコントロールできます。水面の反射などを微妙に調整することで表現力が高まります。

 

■NDフィルターはレンズに入る光の量を減らすことで、スローシャッターが得られやすくなります。また高濃度のNDフィルターを使えば、昼間でも超低速シャッターになるので肉眼の世界を超えた写真となり、見る人に驚きを与えることができます。

 

■さらにはちょっとだけソフトに見せるブラックミストフィルターを風景写真で使うと、いままでにないやさしい表現が可能となります。

 

こうしてフィルターを使うことで、自分の思い通りの風景に描くことができます。本書ではそれぞれのフィルターの使いこなしやNG例を豊富な作例とともに解説し、実践編で現場の様子を盛り込みながら、撮り方のポイントを伝えていきます。


目次
第ー章 PLフィルター
第二章 NDフィルター
第三章 ハーフNDフィルター

第四章 ブラックミストフィルター

第五章 フィルターを重ねて描く