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写真家の手相

【今月の手相は、山岸伸さんです!】

 写真家の手相を拝見し、表現力の秘訣やパワーの理由を裏付けようという連載。これで2年が終了となりますが、24回目にご登場いただいたのは山岸伸さんです。 手相家の鈴木さんの鑑定が始まると、山岸さんはじっと目を閉じて、うなずくこともなく、ただ聞いているだけ。沈黙が続きます……その理由は、余計な情報を与えることなく、聞きたかったとのこと。「9割9分合っているよ!」とやっと笑顔が見られました。 「これからのことはどうなの?」という質問に鈴木さんは、「勢いが感じられますから、ますます力強く活躍されます!」と山岸さんのパワーに圧倒されながら、きっぱりと言い切っていました。 この写真は事務所で撮影したものですが、小松美羽さんが何時間もかけて描いた作品。このパワーもすごいです!
 写真が上手くなるわけではないけど、読んでいて楽しいと好評のこの連載、2021年も続きます!

フォトコン12月号は全国の書店・オンライン書店で発売中!
また本誌オンラインショップからもご購入いただけます。
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カメラの流儀

【番外編】

 上野隆さんも連載の中で繰り返し書かれていたようにその人によっての「最高のカメラ」はテーマや目的によって異なるもの。町や旅先でスナップを楽しむことが多い私にとっての「最高のカメラ」は小型軽量モデル。富士フイルムX-Pro3にXF35ミリを付けて、小さな旅に出かけてきました。

陣屋が置かれた港町

  東京駅から電車に揺られること約2時間、今回の目的地は千葉県鋸南町です。中心市街地に近い安房勝山駅で下車します。  勝山地区はかつて江戸時代には安房勝山藩の陣屋が置かれていた場所です。勝山藩は酒井氏が歴代藩主を務め、石高は1万2千石。小藩ですが、譜代大名として藩主は大番頭や大坂加番、奏者番などの役職を歴任してきました。まずはその陣屋があった場所を目指します。港方面へ約5分ほど歩くと港通り商店街が見えてきます。ちなみに商店街の真ん中を通る道路は陣屋の堀址だそうです。港に向かって左手一体が陣屋のあった場所ということなのですが、宅地化されて遺構はほとんど残っていません。わずかに陣屋内に建立されていた稲荷神社や井戸址が往時の面影を伝えています。

陣屋内にあったと伝わる井戸址。蓋がかぶせてあり、中は見えない。特に説明板などは見当たらなかった。

 裏山にはそれよりも前の戦国時代にこの地を治めていた里見水軍の拠点として勝山城が築かれていました。勝山城址へは遊歩道が整備されているのですが、こういう状況というのもあるのでしょう、草が道を覆い歩くにはなかなか厳しい状況。残念ながら途中で断念し、港へ向かいます。古くから天然の良港として栄え、捕鯨も盛んだったという勝山漁港は休日の釣り客が多く見られ、楽しみにしていた漁協直営の食堂は満席。食事を泣く泣く諦め、気持ちを切り替えて漁港の裏手にある大黒山展望台へ登ることに。安房六番札所の長谷寺観音近くの登り口から歩くこと約15分。久しぶりの運動でひざはガクガク……。ようやく到着! と喜んだのもつかの間、展望台は老朽化のために立ち入り禁止。疲れがどっと押し寄せる中、気力を振り絞って下山します。

 行き道では気がつかなかったのですが途中には江戸時代、奉行の不正を訴え、義民として慕われた忍足佐内が投獄されていたという石牢の址が残されていました。

勝山港。背後に見えるのが大黒山展望台。

 

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フォトコン連載 目指せテッペン!フォトコン入賞大作戦

【四方連載、最終回!】

 2年にわたって四方伸季さんの連載をお届けしてきましたが、これで最終回となります。本誌で唯一の2年連続で年度賞1位を受賞した実力者で、そのノウハウをすべて紹介していただきました。  

 最後はコンテストへの向き合い方について語っていますのでアマチュア写真家の皆さんにとって大切な内容になっています。  

 そして、なんとこの2年間の連載をまとめた別冊を来年発売することになりました。現在は、これまでの原稿を整理し、あらたに束する項目を検討し、執筆いただくところです。  

 実践的な内容だっただけに「一冊にしてほしい」という声をたくさんいただきました。コンテストは写真ライフを楽しむための方法です。勝つことだけがすべてではありませんが、勝たないことにはエネルギーが持続しません。ぜひ発売までお待ちいただければと思います。  

 詳細な情報が決まり次第、発表していきます!  

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一生懸命フォトグラファー列伝

【下町でスナップを撮り続けている浦上景一さん】

  今月の『一生懸命フォトグラファー列伝』にご登場いただいたのは、下町でスナップを撮り続けている浦上景一さんです。御年86歳、生まれも育ちも葛飾区金町ということで、当ページでは知り尽くした町をテーマに撮り続けることの楽しみ、意義深さについて語っていただいています。

  下町の有名な撮影スポットは数あれど、浦上さんがメインとして撮り続けているのは地元・金町の下町風情。一時はネイチャーフォトに熱を上げた時期もあったそうですが、さまざまな紆余曲折を経て、現在の下町スナップに落ち着いたそうです。
 「傑作は少ないけれど、同じ場所、同じ被写体を何度も撮る面白さに気づきました」と浦上さん。同じ場所へ幾度となく足を運び、そこから得られる面白さとは一体どのようなものなのでしょう?
 いずれにせよ、コロナ過の真っ只中にある現在、浦上さんの写真と向き合う姿勢や撮影スタイルなどから得られるもの・学ぶべきことは非常に多いように思えます。
 『一生懸命』、どうぞお見逃しなく!

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フォトコン12月号 新製品速報

【フォトグラファー向けPCの実力をご紹介!】

 今月の「プロに聞く! 新製品速報」では、「キヤノン EOS Kiss M2」「キヤノンRF70~200ミリ F4 L IS USM」「シグマ105ミリ F2.8 DG DN MACRO | Art」「エプソンEndeavor SG100E」の4製品をご紹介します。
 エプソンのフォトグラファー向けPC「Endeavor SG100E」は、編集部で機材をセッティングし、ライターの吉森信哉さんにレビューをしていただくことに。編集部員のOも同席していたのですが……処理速度がとにかく速い! 画像処理があっという間に完了していく様子に、吉森さん共々感心しきりでした。
 デジタル撮影が一般的になった現代、パソコンは写真活動に欠かせないもの。動作が遅くて困っている、ソフトが急に終了してしまう……等々、パソコンでお悩みの方は、ぜひ本誌のレビューをご覧ください!

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フォトコン12月号 特集3

【「組み合わせ」で冬の風景を撮る】

 今月の特集3では、冬の風景を「組み合わせ」で魅力的に写すテクニックを、山本純一さんに解説していただきました。
 自分の活動を振り返っても、撮影する枚数、撮影に出かける回数ともに少なくなりがちなのが冬の季節。色が少なく地味な風景をばかりで、早々に諦めてしまうことが多かったので、今回は個人的にも気になる内容でした。
 そして山本さんにお話を伺うと、驚きのテクニックが続々と登場。中には以前遭遇したシーンもあり、「あの時はそうねらえばよかったのか……」と勉強になりました。
 そのほか、色の少ない冬の風景を、思わず目の止まる作品に仕上げる方法を、シーン別6に6つのパターンでご紹介。詳しい内容は、ぜひ本誌をご覧ください!

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コンテスト映えするプリントを作る!

【キヤノンの新型プリンターでコンテストにチャレンジ!】

 「プリンターって比較してみないと違いがわからないから前の機種で十分」とお思いでしょうが、キヤノンから登場した顔料機のPRO-G1、染料機のPRO-S1ともに進化を実感します。 

 今回は米 美知子さんにプリントを体験していただきました。コロナ禍で久々に都心へ出てきたという米さん。十分な対策を練って、フェイスガードをしながらの取材。写真を撮る時だけはちょっとだけ外してもらっています。

 用紙はキヤノン写真用紙 ・光沢プロ[クリスタルグレード]を試しましたが、さらなる光沢感は、コンテスト映えすること間違いなし。機材や用紙の進化が表現力を一層高めてくれることを実感。たくさんプリントして、どんどん応募し、楽しい写真ライフになることを祈っています!

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フォトコン12月号 特集4

【写真家に嫌いな言葉、聞きました】

 今月の特集04は、8人写真家に嫌いな言葉を聞きました。どれも撮れないことの言い訳とするもので、この8人は、「そんなこと言っているからいつまで経ってもうまくならないんだよ!」と心の中でボヤいているはずです。
 いずれの言葉も、心が痛くなるものばかり。上手く撮れないときは、あれこれと言い訳しちゃいますよね。よくあるのが、「この場面って絵にならない」なんて言って、カメラすら手にしないケース。これには村上悠太さんが厳しくコメントしていますが、「ごもっとも!」と言わざるを得ません。センスがない、先生に言われたから、コンテストっぽい写真は撮らない……などと言われると気になりますよね~。
 その理由は、本誌12月号でお確かめください。

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フォトコン12月号 特集5

幸せを呼ぶ写真秘話【番外編】

 誌面では読者の皆さんから寄せられた「秘話」を掲載していますが、ここでは若き日の編集部Sのエピソードをご紹介します。
 今から15年以上も前、まだ写真学校の学生だった頃、日本の海岸線をテーマに撮影をしていたことがありました。月1で各地の港町を訪ねては写真を撮るということをやっていたのですが、夏の暑い日、島根県の浜田市でのこと。いつものように大きなリュックを背負い、カメラを首からぶら下げ、被写体を探していると後ろから「兄ちゃん」という声。振り返ると漁師の方が「ちょっと休んでいけよ」と家に招き入れてくれました。
 クーラーの効いた室内はまさに天国。きっと炎天下で汗をだらだら垂らしながら歩いている姿を見かねて声をかけてくれたのでしょう。サイダーをごちそうになりながら漁のこと、若い頃に訪れた外国のこと、家族のこと、そして最後に「俺はガンなんだ。そんなに長くはないかもしれない。だから写真を撮ってくれよ」と。当時、使ったいたのはフィルムカメラ。慎重に構え、シャッターボタンを押したことを今でもはっきり覚えています。
 その後、撮らせていただいた写真は卒業展示で飾ることになり、案内の手紙を出したものの、返事はありませんでした。さらに数年が経ち、再び浜田を訪れたとき、その家はすでにそこにはなく、取り壊された後でした。撮った後にすぐ写真を送ればよかった……。後悔とともに写真に対して必死だった頃の記憶として時々ふと思い出します。
 

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フォトコン12月号 特集1

【フォトコン12月号、本日発売!】

入賞する写真を分析したり、審査中の審査員のつぶやきを検証すると6つの言葉が出てきました。いずれも「感」がつくもの。これを今回は「六感」として作品づくりでどのような効果を発揮するのかを特集します。
 

 で、「六感って何?」ってことですが、よく言われる第六感とは違います。選評などに頻繁に登場する空気感、奥行感、緊張感、臨場感、立体感、そして違和感の「感」です。なぜ高い評価につながるのかは、本日発売のフォトコン12月号でお確かめください。

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